玉名市議会 > 2012-09-18 >
平成24年第 3回定例会-09月18日-04号

  • "観光振興計画"(/)
ツイート シェア
  1. 玉名市議会 2012-09-18
    平成24年第 3回定例会-09月18日-04号


    取得元: 玉名市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成24年第 3回定例会-09月18日-04号平成24年第 3回定例会         平成24年第3回玉名市議会定例会会議録(第4号)  議事日程(第4号)                  平成24年9月18日(火曜日)午前10時01分開議 日程第1 一般質問     1 10番  宮 田 議 員     2 12番  作 本 議 員     3 19番  青 木 議 員     4  4番  江 田 議 員     5 21番  田 畑 議 員         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問  1 10番 宮 田 議 員       1 消防団員確保について         (1)会社員消防団員の勤務先への理解を得る対策       2 玉名市立小中学校について         (1)玉名市学校規模配置適正化基本計画における現在の進捗状況
            (2)小中一貫校は時期尚早ではないか         (3)小中学校における洋式トイレ設置について  2 12番 作 本 議 員       1 学校における「いじめ問題」「不登校問題」について       2 学校施設における施設内部の耐震化について       3 庁舎等、市の施設における節電の取り組みについて       4 熊本県自立支援プログラムにおける本市の教育支援の現状について  3 19番 青 木 議 員       1 防災教育について       2 通学路の安全対策について       3 コンビニにおける証明書等の交付について  4  4番 江 田 議 員       1 風雨等の災害対策はどうなっているか         (1)高道海岸長保地区の高潮対策の進捗状況は         (2)大野下地区の水害対策は       2 市街地活性化のこれからの方向性は  5 21番 田 畑 議 員       1 亀甲凸版跡地について         (1)土壌汚染の改良は完全か         (2)工場解体時のアスベストの飛散は       2 玉名市の活性化施策について         (1)活性化、発展の絶対的施策を示せ         (2)さらなる定住促進の施策は         (3)他市、町にない、玉名市にある資源、岱明松原と海岸の最大限活用を 日程第2 議案及び陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(25名)    1番  藏 原 隆 浩 君        2番  福 田 友 明 君    3番  内 田 靖 信 君        4番  江 田 計 司 君    5番  北 本 節 代 さん       6番  横 手 良 弘 君    7番  近 松 恵美子 さん       8番  福 嶋 譲 治 君    9番  永 野 忠 弘 君       10番  宮 田 知 美 君   11番  前 田 正 治 君       12番  作 本 幸 男 君   13番  森 川 和 博 君       14番  高 村 四 郎 君   15番  松 本 重 美 君       16番  多田隈 保 宏 君   17番  高 木 重 之 君       18番  中 尾 嘉 男 君   19番  青 木   壽 君       20番  大 崎   勇 君   21番  田 畑 久 吉 君       22番  小屋野 幸 隆 君   23番  竹 下 幸 治 君       24番  吉 田 喜 徳 君   25番  松 田 憲 明 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     辛 島 政 弘 君    事務局次長    廣 田 清 二 君  次長補佐     一   廣 子 さん   書記       平 田 光 紀 君  書記       松 尾 和 俊 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      築 森   守 君  総務部長     古 閑   猛 君    企画経営部長玉名総合支所長兼                        玉名自治区事務所長                                 田 中   等 君  市民生活部長   辛 嶋 啓 司 君    健康福祉部長   坂 西 惠 二 君  産業経済部長   森 本 生 介 君    建設部長     坂 口 信 夫 君  会計管理者    原 田 政 樹 君    岱明総合支所長兼岱明自治区事務所長                                 原 口 和 義 君  横島総合支所長兼横島自治区事務所長     天水総合支所長兼天水自治区事務所長           北 口 英 一 君             本 田 優 志 君  企業局長     植 原   宏 君    教育委員長    池 田 誠 一 君  教育長      森   義 臣 君    教育次長     西 田 美 徳 君  監査委員     有 働 利 昭 君                             午前10時01分 開議        ************************* ○議長(高村四郎君) おはようございます。  ただいまから、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(高村四郎君) 日程に従い、一般質問を行ないます。質問は通告の順序によって許すことにいたします。  10番 宮田知美君。   [10番 宮田知美君 登壇] ◆10番(宮田知美君) おはようございます。  平成24年9月18日、火曜日。一般質問、新玉名クラブ宮田知美です。よろしくお願いします。  大型台風16号は、17日九州西部の沿岸部や長崎五島列島を暴風域に巻き込みながら北上し、抜けていきました。熊本県の大きな被害としては、大潮の満潮と台風による高潮が重なって、各地で浸水などの被害が出たようです。御見舞を市議会の方から申し上げたいと思います。また、消防団の方々も見回りや土のうつくりなど大変お疲れさまでした。お世話になりました。  さて質問の方に入りたいと思います。  消防団員確保について。会社員消防団員の勤務先への理解を得る対策。玉名市消防団員は、ことし4月現在、1,712人の定員に対して、1,568人、約90%の充足率であります。その玉名市内においても、過疎化している地域では、新たに団員として若年層が入団してくることは非常に厳しくなってきております。また、団地やマンションなどが多い地域に居住されている方々は、地域組織活動になじみが薄い人たちが増加しており、どこの地域も団員確保には苦労されていることは周知のとおりであります。  また、現在の消防団員の職業も自営業よりも勤めの団員の割合が多くなり、多いところでは70%まで高まっていると聞いております。そのような中、勤めの消防団員の悩みとして、企業または雇用者が消防団活動での休暇や早退に理解されないところも少なくなく、消防団活動がやりにくいと聞いております。消防団活動は、火災や災害等の緊急出動だけでなく、その緊急出動のための日ごろからの訓練や出初め式などの行事の出方にも加え、また、先日の操法訓練など、大会前は連日残業ができずに、職場や自営業の家庭に御迷惑をかける場合があると聞いております。  そこで、1番目の質問。玉名市としては、消防団活動に対する企業や雇用者への理解と協力依頼については、どのようなことを行なっているのか質問します。  2番目といたしましては、来年度からスタートする玉名市消防団再編計画については、詳細についてどのようになっているのか重ねて質問をいたします。 ○議長(高村四郎君) 総務部長 古閑 猛君。   [総務部長 古閑 猛君 登壇] ◎総務部長(古閑猛君) おはようございます。  宮田議員消防団確保についての2点にお答えをいたします。  まず、会社員消防団員の勤務先への理解を得る対策ということでございますけども、地域防災のかなめでございます消防団につきましては、年々団員数が減少し、全国で約200万人いた消防団員が、今では90万人を割っており、また社会経済の進展により、産業構造や就業構造が大きく変化し、全消防団員の約7割が被雇用者、いわゆるサラリーマン団員となっている状況でございます。玉名市消防団においても同様、約7割がサラリーマンの団員で構成されているところでございます。  このような状況の中、消防団員がより活動しやすく、かつ入団しやすい環境を整備するためには、事業所の消防団活動への理解と協力が不可欠であると認識しております。このように勤務時間中の消防団員の活動に対して、事業所の理解と協力を目的とした派遣依頼を団員からの要請により、団員所属の事業所に対し交付して、文書にて依頼し、御理解を得ているところでございます。今後も消防団活動への一層の理解と協力を求めるように努めてまいります。  次に、消防団の再編についてでございますけども、玉名市消防団につきましては、平成17年10月の合併後、当時の組織をそのまま引き継ぐ形で現在に至っており、団員のサラリーマン化少子高齢化等を背景に、条例定数と実員数が大きく乖離している状態にあり、また分団内の団員数の格差も著しい状況にあります。  そのような中、将来における玉名市消防団の組織のあり方について、平成23年6月9日に、正副団長、各地区の分団長会長玉名消防署長、前消防団長の15人による、分団再編検討委員会を立ち上げたところでございます。現在、平成25年4月1日に、新しい体制としてスタートすることをめどに、再編にかかる付随事項について検討を行なっているところでございます。  主な再編内容につきましては、現在のトランペット分団を除く39分団を10分団に再編することとし、玉名地区については、小学校単位で組織している13分団を3分団に、岱明地区については、現行どおりの小学校区を単位とした4分団をそのままとし、横島地区については9分団から1分団に、天水地区については13分団から玉水小学校区で1分団、小天小学校及び小天東小学校の校区で1分団、計2分団とし、合計の10分団体制として新たに組織することで検討をされているところでございます。  消防団幹部である副団長におきましても、現在の8人体制から5人体制に組織のスリム化を図り、分団長の権限・役割を強化するところでございます。  また、サラリーマン団員の増加に伴う対策として、昼間の火災等に対応していただくOB団員を活用した、支援団員制度につきましても導入を検討しており、さらなる消防力の強化を図れるよう、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(高村四郎君) 10番 宮田知美君。   [10番 宮田知美君 登壇] ◆10番(宮田知美君) 今、総務部長に答弁していただいたんですが、まずは2番目の質問の消防団再編計画なんですが、大体、小学校区で分かれていくものを、ひとまとまりにしていくようなんですが、危惧するところは、ひとかたまりがあんまり大きくなりすぎて、下の方まで指令が行かなかったり、また人数が少なくなったりしないように、再編の方をよろしくお願いします。  今回の台風にいたしましても、非常に消防団員の数がいないと、初期消火また初期のいろんな防災に対する対応ができないかと思いますので、よろしくお願いします。  先の阿蘇方面における大規模災害では、十何名の方々が犠牲になられました。その時の消防団員の活動も増水した河川の偵察、避難誘導、行方不明者の捜索など長期にわたったと聞いております。温暖化により大雨や台風災害など増加傾向が予測されますし、ますます地域消防に頼るところが大きいと思われます。企業や雇用者への御理解の手紙を、先ほどの質問では文書にて理解を得ているということでございますが、若い消防団の方々の話を聞きますと、やはり自分の直属の上司にはそのことは届いてないような気がするというようなことなんです。ちょっと休もうとか早退をしたり、出初め式とかいろいろ行こうとすると、いじめまでは遭いませんが、「消防団で飯食いよっとかい」とか、一言、言われるともう何も言えなくなるので、そういう直属の上司にまで行き渡るように、隅々まで御理解できるよう、周知の方をよろしくお願いしときます。自治体によっては団員の方々が勤めやすくなるように、企業の事業税を減税したりしているところもあると聞いておりますので、よろしくお願いします。
     それでは、次の質問にいきます。  玉名市立小中学校について。玉名市学校規模配置適正化基本計画における現在の進捗状況についてお尋ねします。  玉名市学校規模配置適正化基本計画は、各地域のコメントを踏まえながら秋ごろをめどに、玉名市学校規模配置適正化基本計画を作成したいと言われていますが、具体的に取りかかる校区などの整備スケジュール進捗状況を第1番目に質問いたします。  次に、小中学校は、小中一貫校は時期そうそうではないかということについて、質問をしたいと思います。  天水町では毎年、夏休みを利用して教職員が一堂に会して、小中連携を深めるための研修を行なっております。内容は、学習規律部会家庭学習部会生活指導部会健康教育部会の4部会に分かれ、共通実践事項を決め、小1・中1ギャップなどの小中学校の段差を埋める取り組みや、教育活動や遊びについても連続性を重視した小中一貫教育の基本的な研修を行なっておられます。その中で、現場の先生方の話の中でも、小中一体型の統合型を検討するよりは、天水町は今回のような小中連携を強化して、学習指導、学校運営などにも取り組み、地域の実情を踏まえ、小学校と中学校はそのままの一体連携指導型を目指すべきとの意見が多くありました。  市や教育委員会は、県や国の指導のもと財政的な削減の中で、小中一体型を推奨するのだろうという意見も多く聞かれます。また、近隣の市町の教育委員会の話でも過疎化が進み、複式学級が多くなる地域から統合を望む声が上がって初めて、自治体と地域との合意のもとに統合することが自然との意見も出ています。  2番目の質問として、このように現場の声も同じ敷地内に統合する小中一貫校は、時期そうそうだと思う声が多数占めるが、教育委員会の計画を伺います。 ○議長(高村四郎君) 教育次長 西田美徳君。   [教育次長 西田美徳君 登壇] ◎教育次長西田美徳君) 宮田議員の玉名市学校規模配置適正化基本計画における現在の進捗状況についてお答えをいたします。  議員も御承知のとおり、5月30日から6月7日まで、市内の6中学校にて玉名市学校規模配置適正化基本計画素案の説明会を行ない、天水中学校区におきましては7月末に3小学校区単位の素案に対する意見交換会を、天水町公民館にて行なっております。また、同じく7月末に説明会での御意見・提言、パブリックコメントの要約版や望まれる学校規模基準を審議検討した際の学校規模によるメリット・デメリット概要版をホームページに掲載し、8月15日号と9月15日号の広報誌に、説明会での主な御意見と市教育委員会の考え方を2回に分け啓発を行なっております。  現在の進捗状況といたしまして教育委員会では、現在の学校規模学校教育家庭教育地域教育に危機意識を持ちながら、学校再編小中一貫教育は玉名市にとってインフラ事業であることから、コスト意識を持って取り組んでおります。また、地域の方々の意見を十分に踏まえて、玉名市学校規模適正化審議会から建議を受けたことに対して、スピード感を持って、玉名市学校規模配置適正化基本計画の検討を行なっております。  今後においては、教育委員会の会議で方針を決定し、庁内会議、議会、各地域協議会への諮問などさまざまな手順を追って、玉名市学校規模配置適正化基本計画を公表したいと考えております。教育委員会では、施設整備とカリキュラム等教育システムの担当の係が連携をしながら、より充実した学校を整備したいと考えております。  次に、小中一貫教育について、時期尚早ではないかという質問でございましたけれども、小中一貫教育子どもたちのより豊かな人間性や社会性の育成と学力の向上を図るために、小学校と中学校の教職員が相互に連携・協力しながら、義務教育の9年間を見通した一貫性のある学習指導や生徒指導を行なっていくことです。よって、小学校と中学校の施設が一つにならないとできないというものではありません。宮田議員の質問にあったように、できるところから取り組んでいきたいと考えております。平成25年度には全部の小中学校に、小中一貫教育を推進するための担当者、いわゆる小中一貫教育コーディネーターをおき、中学校区内で協議を進めながら体制を整えていきます。そして、小学校と中学校の連携だけでなく、小学校と小学校の連携も深めながら、今現在の小中学校の枠組みの中でできるところから取り組んでいきます。その取り組みのさらなる発展、進化を可能にするのが小中一貫校の設置です。学校規模配置適正化を進めながら、より充実した小中一貫教育が展開できるような教育環境づくりを行なっていきたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 10番 宮田知美君。   [10番 宮田知美君 登壇] ◆10番(宮田知美君) 今答弁をいただきました。私は、これは小中一貫校は時期尚早じゃないんです、はやばやですけどね。はやばやというのはですね、さっさとすることなんです。さっさとされちゃ困るわけです、私は。だから、尚早とそうそうは分けて、これは変えてはやばやと書かせていただきます。というのが、内田議員が先だって質問されましたが、計画が決まってからじゃもう我々としてはどうしようもないんですね。ですから、もう計画が決められない、決めてしまわないうちに我々としては、ある方針を出してほしい。ということで、この小中、いわゆる同じ敷地内に建てる小中一貫校については、今のところ天水町においては、ちょっと時期はやばやじゃないかというふうに、さっさとされちゃ困るというようなことで言っておるわけでございます。  6月初旬に6中学校において、校区において玉名市学校規模適正化基本計画の説明会が行なわれましたが、天水町においては他の校区より市の計画に否定的な意見が多く、住民の方の聞き分けが悪いと判断されたのか、2回も説明が行なわれました。それらの説明会を受けて、区長さんによっては、もうすぐ小天東、小天小学校玉水小学校ももうなくなりますと住民の方に説明されている区長さんもおられます。住民は非常に驚いております。コミュニティの中核の小学校がなくなることは、枯渇への第一歩です。それはもう皆さんも御存じだろうと思います。また、若い方々が新しい家建てるのもちゅうちょするだろうし、何とか農業を再生し地域おこしをしたいと頑張っておられる40代の方々たちも、そのリスクは十分わかっておられ、非常に寂しく思われておられます。ですから、この適正化配置は言っておられることはわかりますが、十分に住民と話し合いをして、そしてまた住民の方々の要望がある程度上がってからやってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。  最後に一言、言っておきます。自治体が極度の過疎化傾向、そのこと以外で無理矢理に統廃合を推進し、その地域から小学校をなくすことは、地域自治を無視した自己肯定的な考え以外に私はないと思っておりますので、ぜひ、判断ミスのないようによろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  小中学校における洋式トイレ設置について。新築の住宅やアパートを初め、コンビニや皆さんの住まいもほとんどが洋式トイレになってまいりました。中古マンションやアパートに入居する条件として、トイレをウォッシュレットつきに取りかえないと、入居者がいませんと不動産屋に言われる時代です。しかし、小中学校のトイレは一部を除きほとんどがウォッシュレットどころか、和式トイレです。普段、洋式トイレの生活に幼少のころからなれている子どもたちにとっては、小中学校和式トイレは使い勝手が非常に悪いようです。先生方に聞きますと、低学年ほど和式トイレの使い方ができないのか、和式トイレに前向きに座らず、洋式トイレ同様後ろ向きに座る児童が多く、トイレを汚す生徒が多いと聞きます。教育委員会としては、このような状況をどのようにとらえるのか質問いたします。 ○議長(高村四郎君) 教育次長 西田美徳君。   [教育次長 西田美徳君 登壇] ◎教育次長西田美徳君) 宮田議員小中学校における洋式トイレ設置についてお答えをいたします。  現在、玉名市内小中学校には男女合わせて1,041基の大便器のトイレが設置しておりますが、全大便器に対する洋式トイレの割合は、小学校で24.1%、中学校で29.7%となっております。小中各学校とも少なくとも5基以上が設置されております。  御指摘のとおり時代の流れとともに日常生活においても洋式化が浸透しており、和式トイレがない家庭が増えてきております。低学年児童にとって利用経験のない和式トイレでの用足しに戸惑いがあるのも事実であると認識しております。このような状況を踏まえ、現段階においては各学校のワンフロアーごとに、少なくとも1カ所以上の洋式トイレを設置するよう改修を進めております。また、施設の改築などを行なう際には、多目的トイレの設置や洋式トイレの設置を主流とするようにしております。  以上でございます。 ○議長(高村四郎君) 10番 宮田知美君。   [10番 宮田知美君 登壇] ◆10番(宮田知美君) 今、答弁をいただきまして、全体で1,041基あって、そのうちの小学校で24.1、中学で29.9%あるということなんですが、結構多いですね。もっと少ないかなと思った、玉水小学校が少ないのかな。低学年に1個しかなかったですよね。これはですね、本当に実際の話なんですが、桃田プールに小学生をちょっと連れて行ったんですよね。そしたら桃田プールのトイレに行きたいということなんで私はついて行ったんですよね。男の子なんですが。男の子がパッと入ってから僕のところにすぐ帰ってきたんですよ。「どうしたの、しないのか」って言ったら「あれはだめ」って言うから「何で」「座るところがない」「ああ、座るところがない」そして左側の方に、いわゆる皆さんが使われる障害者の方も使われるやつがあるわけです。そこに入りたいと。「ああ、ここならあいとる、じゃあここに入りなさい」とこう言った。帰ってきてすっきりしたような顔をして、「向こうはだめなのか」と言ったら「使ったことがない」と。小学校、その子もう1年生なんだけども使ったことがないというようなことですので、せめてもう随分、今の家庭とは乖離しているような気がしますので、低学年の方だけでもあんまり費用がかからないようなやり方で設置してほしいなと思います。  そしてまた、先ほどの小中一貫校なんですが、これは同じ敷地内にすぐ建てるんじゃなくて、今の形態を維持しながら、先生方の取り組みを、教育をしながらやっていってほしいなと思いますので、教育長よろしくお願いします。お世話になります。  これをもちまして一般質問を終わります。 ○議長(高村四郎君) 答弁はいらないですか。 ◆10番(宮田知美君) いりません。 ○議長(高村四郎君) 以上で、宮田知美君の質問は終わりました。  12番 作本幸男君。   [12番 作本幸男君 登壇] ◆12番(作本幸男君) おはようございます。12番、新生クラブ 作本です。  今議会の一般質問でですね、いじめに対して何度となく質問があっております。どうか御了承いただき御答弁をいただきたいと思います。  学校における「いじめ問題」「不登校問題」についてお伺いをいたします。  先日、きょうも新聞読みましたけれども、また「いじめ問題」が出ておりました。毎日のようにですね、今、出ております。社会現象化しつつあるというよりもですね、もう社会現象になっておるんじゃないかなというような感じを受けております。先日、11日文科省より全国の小中高校生を対象に、2011年度児童・生徒の問題行動調査が公表されております。いじめの認知件数は7万231件であり、その中で、熊本県が1,000人当たりに32.9件、約6,800件であり、全国での認知件数が最も多くあったということであります。アンケートに答えて、児童・生徒がですね、裏を返せば児童・生徒が正直に答えてくれたのかなと評価するところもあるかなと思っております。  また、小中高校生の自殺が昨年は200人で、前年度に比べて44人増えており、いじめが原因であると認めた件数は4件。ほか115件が理由不明であるとのことでありますが、この115件についてもいじめが関連しているのじゃないかなというふうに考えます。このようないじめに対応するため、各県で独自の対策がとられているとのことです。長崎県ではいじめ対策ハンドブックの教員への配布。大分県ではいじめなどを防ぐ学級づくりの教員研修。佐賀県では、元教員が24時間体制で電話相談に応じるなど、さまざまな取り組みが行なわれております。また、八代でもこの11日でしたか、自殺は、高校生だったと思いますけれども、自殺は原因がいじめであったというようなことも報道されております。  このような「いじめ問題」について教育長並びに教育委員長、お二方に見解をお伺いするものであります。  また、不登校について質問いたしますが、いじめとの関連も多分大きいだろうと思います。今の現状と対応策についてお尋ねをいたしたいと思います。  それから、2番目の学校施設における施設内部の耐震化について。これは国の方針、国の指導だろうと思いますけれども、東日本大震災より1年半を過ぎまして、校舎本体の補強はかなり進んでいるものと思いますが、校舎内の教室また廊下などの天井や照明器具、落下物ですね。それぞれ危険がありはしないかということで、国の方針で調べなさいと、調査をしなさいということで来ているはずであります。  あそこは九段会館だったですか、東京のホテルのですね。あれも会議中に天井が落下して数名の方が亡くなっておられると、そしてまた仙台空港あたりはですね、ほとんどの天井が落ちてきたということで大変な状況でありました。あわせて、耐震補強の現在までの進捗状況をお伺いしたいと思います。あと2つは後ほどお伺いをいたします。 ○議長(高村四郎君) 教育委員長 池田誠一君。   [教育委員長 池田誠一君 登壇] ◎教育委員長(池田誠一君) おはようございます。  ただいまの作本議員の学校における「いじめ問題」に関する質問についてお答えいたします。  本日も朝からテレビのスイッチを入れますと、関連のニュースが流れますし、新聞を開いてもニュースが載っているという状況が続いております。私も教育者として非常に心を痛めておりますけど、教育者だけでなくて日本国内の皆さんがですね、同じように心を痛めていることかと存じます。昨年10月に大津市の中学校2年男子生徒のいじめによる自殺という、あってはならない事案が発生しております。この問題に対する学校及び教育委員会の認識と対応の問題が明らかになったことで、改めて「いじめ問題」の解決に向けた取り組みの重要性や、解決の難しさを感じているところであります。  また、熊本県内においても、先ほど議員からの質問の中にもありましたように、多数の「いじめ問題」が発生していることは、まことに残念であります。しかし、このことは特別な地域や遠いところでの問題ではなく、いつでも、どこにおいても起こりうる問題としてとらえ、いじめゼロへの対策の必要性を強く感じているところであります。  熊本県教育委員会は、平成24年度「いじめ根絶月間実施要項」をつくり、県内のすべての市町村の学校に趣旨の徹底を図っているところであります。この趣旨には、学校・家庭・地域が互いの役割と責任を自覚し、相互に補完し合いながら地域ぐるみで「いじめ根絶」に向けて取り組む機運を高め、子どもたちに豊かな人間性や社会性をはぐくむ取り組みの充実を図るなど、いじめの解決に向けた取り組みとともに、特に未然防止に重点をおいた総合的な対策を推進すると述べています。  さらに、今年度は「つながる“わ”こころのきずなをふかめよう」をテーマに取り組んでいるところであります。そこでは、子どもたちは、友達の輪、先生たちの輪、家族の輪、地域の人たちの輪など、たくさんの人たちの輪の中で、人と人とのきずなを深めていくことにより、いじめの起こらない子どもたちの心の居場所となる学校・家庭・地域づくりを目指しています。この理念や事業は、玉名市が今年で3年目を迎えます「なかよしの日」が目指しているもの、すなわち「5つのなかよし、家族のなかよし、ともだちのなかよし、学校のなかよし、となり近所のなかよし、地域全体のなかよし」と呼応するところが多いものととらえております。玉名市においては、このようにいじめに起因してとうとい子どもの命が、みずから絶たれるような事案は発生しておりませんが、今後も絶対にあってはならないことであります。学校及び教育委員会は、問題行動の未然防止と解決に向けた取り組みの徹底を図り、児童・生徒の自己有用感をはぐくむとともに、心の居場所としての魅力ある学校づくりに努めていきたい所存であります。 ○議長(高村四郎君) 教育長 森 義臣君。   [教育長 森 義臣君 登壇] ◎教育長(森義臣君) おはようございます。  作本議員の学校における「いじめ問題」に関する質問についてお答えしたいと存じます。  これまでも「いじめ問題」同類の御質問をいただいて、それに答弁をさせていただいておりますけれども、本当にいじめを通した、あるいは自殺という危惧することが社会問題化しているところでございますけれども、作本議員の答弁には少し違った形で、本音の部分でちょっとお話をさせていただきたいと、答弁させていただきたいと思いますが、これは教職員の立場からしますと、一方的にですね、感情論で苦情を申し立てられて、親御さんからですね。そして、教職員が非常に困惑するという状態も幾つかあります。そうしたことを踏まえまして、大津市の問題を受けて、これは教職員にだけじゃなくて、保護者にもメッセージを送らなきゃいかんと。これは前にもお答えいたしましたけれども、それできょうはですね、作本議員には、どういうことで保護者向けのメッセージあるいは教職員のメッセージを送ったかということで、ちょっと時間をいただいて、1、2分、その内容を報告させていただきたいと思います。  次のようなことでメッセージを送っております。  大津市の中学2年男子生徒の自殺事件が社会問題となっており、保護者の皆さまには玉名市は大丈夫なのだろうかと心配しておられることと存じます。  玉名市教育委員会は、このことを対岸の火事などと考えてはおりません。これまでもいじめはどの学校にも起こりうることととらえ、どんな小さいことでもいじめではないかという危機意識のもと、早期対応するように学校に指示してまいりました。先生方にも頑張っていただいております。  しかし、いじめの未然防止と早期解消に向けて、これを機に、より一層の取り組みの強化を図りたいと考えております。  そこで、保護者の皆さまにお願いがございます。保護者の皆さまから「何もしていないのにうちの子が疑われた」「ただの遊びなのにうちの子だけが注意された」等の批判があると、先生方は指導ができません。また、「以前、うちの子がいじめられたのだから、やり返すのは当然だ」という考え方を持たれてはいじめはなくなりません。私たちは、子どもたちに楽しく、充実した学校生活を送ってもらえるように、子どもたちの表情や態度、どんな小さな変化にも見逃さず対応していきたいと考えております。どうか、その思いを御理解いただき、学校を、そして先生方を信じて指導を見守ってください。また、御家庭でも子どもたちの表情や態度に異変を感じられたら、すぐ学校へ御連絡ください。いじめを発見しましたら、学校では担任を中心に、養護教諭や管理職も加えたチームで解消を図ってまいります。また、教育委員会も支援・指導に加わり、一体となって対応していく所存です。  子どもたちの楽しい今と、豊かな将来のために、保護者と学校そして教育委員会が手を携えてまいりましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。  というメッセージを送りました。また同時に、教職員に向けて、次のようなメッセージを送りました。  どうか温かい心と冷静な判断力で、子どもたちの毎日を見守ってください。教育のプロとして、どんな小さな変化も見逃さないでください。そして、憶することなく自信を持って指導に全力を尽くしてください。私は、先生方の本気の取り組みを全力で支えます。  玉名市の子どもたちが、玉名で学んでよかったと思ってくれるように、保護者の皆さんが「玉名市の学校に通わせてよかった」「どこどこ小学校に行かせてよかった」「どこどこ中学校の先生方と出会えてよかった」と思ってくださるように、共に頑張りましょう。  というようなメッセージを送りました。そういうことで、今後も事前防止に全力を尽くしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(高村四郎君) 教育次長 西田美徳君。   [教育次長 西田美徳君 登壇] ◎教育次長西田美徳君) 作本議員の「いじめ問題」「不登校問題」に関する対策・予防についてお答えをいたします。  いじめにつきましては、これまで松田議員、それから横手議員の御質問に対して教育委員会や学校の具体的取り組みについてお答えをいたしておりますので、ここでは、特に「不登校の問題」とあわせて、連携という観点からお答えをいたします。  現在、価値観の多様化や核家族化による教育問題が社会問題化しております。実は、子どもたちの問題の多くは、家庭や社会の問題を背景としております。教育委員会では、いじめや不登校を初めとする生徒指導上の問題の積極的予防及び解消のために、学校、子育て支援課、主任児童員、玉名教育事務所所属のスクールソーシャルワーカー、県児童相談所、玉名警察署等と連携をし、一つ一つのケースに対応をいたしております。今年度は、今月末日までに16回のケース会議を実施することになっております。  次に、不登校の現状と取り組みについてお答えをいたします。  平成22年の玉名市立小中学校の不登校児童・生徒数は70名でありましたけれども、学校の丁寧な取り組みにより、平成23年度は58名に減少をしております。また、昨年度7月現在の不登校児童・生徒数は35名でしたが、今年度は7月現在で22名とさらに減少することができております。一言で不登校と申しましても、その原因はさまざまであり、一人一人の状況に応じた対応が必要でございます。学校では「愛の1・2・3運動」と申しまして、児童・生徒が1日休んだときは、電話をして状況を尋ねる、2日休んだら家庭訪問をする、3日休んだら組織で対応する、という取り組みを行なっております。組織で対応と申しますのは、担任だけでなく、学年主任や教育相談担当、養護教諭、さらに管理職がケース会議を持ち、チームで、場合によっては関係機関と連携をしながら問題解決に立ち向かうということでございます。  また、学校には頑張って来ているけれども、教室に入れない子どももおります。そのような子どもたちを不登校にしないために、すべての中学校に適用指導教室指導員を配置し、生徒の悩み、相談や個別の学習指導に丁寧に応じております。もちろん、小学校においては、管理職や養護教諭の先生が、中学校においては空き時間のある先生方が子どもたち一人一人の思いにこたえ、学習のおくれを補っているところです。  学校には、学校だけでは解決できない問題がたくさんございます。最近では、医療機関との連携を必要とするケースも増えてまいりました。今後も、保護者、地域の皆さま、そして関係機関と協力し、玉名に生まれてよかった、玉名市の学校に通ってよかったと思えるような学校づくりに取り組んでまいりたいと考えております。  それから、続きまして、2つ目の質問の学校施設における施設内部の耐震化についてお答えをいたします。  新耐震基準施行の昭和56年以前に建築された200平方メートル以上の学校施設の耐震対策につきましては、今年度末までに補強を実施したものが34棟、改築を行なったものが2棟、解体したものが1棟、今年度解体予定が2棟、対策不要が14棟となっております。  今9月議会に有明中学校第一体育館の解体工事費と玉名中学校柔剣道場の1棟の耐震診断に伴います委託料・手数料等の補正をお願いしているところでございます。玉名中学校柔剣道場の耐震診断が終了し、それに対する対策が終了すれば学校における建築物構造体の耐震化対策は完了となります。非構造部材、天井材、照明灯等の耐震化につきましては、引き続き耐震対策として進める旨、指導が国からなされております。  現段階におきましては、体育館などの高さ6メートル以上、面積200平方メートル以上の建築物の天井材使用などについて状況調査等が行なわれております。小中学校の体育館につきましては、災害時の地域避難所にもなっていることから、天井材等の落下防止やガラスの飛散防止対策を進める必要があるとされております。このように建築物構造体の耐震化とともに、今後は、非構造部材の耐震化対策や転倒物対策、耐震点検などが必要となってきます。国の動向を見きわめ、補助事業の活用を行ないながら、安全対策の推進を行なっていきたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 12番 作本幸男君。   [12番 作本幸男君 登壇] ◆12番(作本幸男君) 御答弁をいただきました。  「いじめ問題」について、保護者・父兄はもとよりですね、警察を含めた関係機関との協議が行なわれとるということであり、皆さん方の御努力を期待したいと思います。特に中学生は、心身共に敏感であり、アンケート調査等にはですね、十分配慮をいただきたいと思います。生徒同士不信感を抱かないようにですね、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それから不登校についてもですね、件数が大分減っているということで、一安心といいますか、少しは安心しておりますけども、ただ先生方だけでですね、いじめや授業にしても不登校までですね、いろんな形で一人といいますか、先生方だけでは限度があるんじゃないかなというような気もします。そこで、いろんな支援対策があろうと思いますけれども、そういうのを活用しながらですね、不登校ゼロということに向かって頑張っていただきたいと思います。  2つ目の施設内部の耐震について、国の指導でありますけれども、ただ、構造物、外部をですね、やった後にまた内部ということで、次から次へと耐震について大変なことだろうと思いますけれども、ただ、見てここは危ないなというところはですね、自分たちの市だけでも、単独でもですね、早めに改良・改善はしていただきたいなと考えております。よろしくお願いいたします。  それから、2番目の質問ですね。  庁舎等、市の施設における節電の取り組みについて。今回、九州電力熊本支社によりますと、7月の販売電力は9億2,900万キロワット。前年比にしますと4.7%と2カ月連続で前年を下回っておるとのことであります。九州全体では4.4%の減少。これは6月下旬から7月上旬にかけて、気温が前年と比べて低めに推移したことも理由の一つであるということであります。いずれにしても、各家庭での節電の意識が高まって、このような結果に結びついたものと考えられます。今年は、計画停電などもですね、家庭に配布され節電への関心が高まったものと思っております。  そこで、本庁を初め3支所、市の各施設での節電への対応はどのようになされたのかお尋ねをいたします。  4番目、熊本県自立支援プログラムにおける本市の教育支援の現状について。これは熊本市の例であります。熊本市は今年、政令都市になりましたけれども、市の例を挙げてみました。自立支援プログラム推進事業として、高校進学等健全育成支援を行なっています。目的は、親から子への貧困の連鎖を防ぐため、中学生を中心とした基礎学力の向上のための学習支援を行なう中で、子どもやその親の日常的な生活習慣の習得や不登校等の子どもに対しての居場所としての機能も包括した支援を行なうことで、被保護者世帯の子どもたちが将来の夢や目標を持ち、健全な育成が図られることとなっております。本市においてもこの事業が既に行なわれているとお聞きをしておりますけれども、その内容とですね、現況、成果を挙げていただければとお願いをするものであります。  以上です。 ○議長(高村四郎君) 企画経営部長 田中 等君。   [企画経営部長 田中 等君 登壇] ◎企画経営部長(田中等君) 作本議員の庁舎と市の施設における節電の取り組みについての質問にお答えいたします。  玉名市における節電の取り組みにつきましては、平成20年1月に策定しております、玉名市地球温暖化対策推進実行計画に基づき、その中の個別取り組み、電力使用量につきましては、市が管理するすべての施設分を集計し、平成18年の実績値、約1,471万キロワットに対しまして、24年度の目標値は、約1,383万キロワットと6%削減を目標に設定し、全庁的な節電対策に取り組んでいるところでございます。  現時点におきましては、24年度の中途でございますので、23年度の実績といたしましては、約1,396万キロワット。18年度と比較いたしまして5.12%の削減となり、目標にはおおむね近づいているものと認識しているところでございます。ただし、この比較には新たに生じております九州新幹線渇水対策に関するものは除いておるところでございます。また、本庁舎分に限って比較しますと、平成23年度の電力使用量は、18年度と比較いたしまして9.46%の削減となっており、より削減につながる取り組みができているものと認識しております。特に、今年の夏は、原子力発電所の停止などを受け、電力需給が極めて厳しい状況になることが予想され、九州電力による計画停電の実施が予定されておりました。このため、庁舎を初め市が管理する施設における対象期間中の節電対策につきましては、特に、職員への周知を行なったところでございます。具体的には、始業時間前や昼休み時間帯、就業時間後の消灯の励行、空調につきましても冷房の設置温度を28度とし、さらに運転時間の短縮など、可能な限りの節電に取り組んだところでございます。今後も、これらの節電対策につきましては、年間を通し継続し、職員への周知と徹底を図りながら、節電に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 健康福祉部長 坂西惠二君。
      [健康福祉部長 坂西惠二君 登壇] ◎健康福祉部長(坂西惠二君) おはようございます。  作本議員の御質問にお答えいたします。  議員お尋ねの、熊本県自立支援プログラムは昨年10月に県が国の補助事業を活用して開始したもので、熊本県自立支援プログラム策定実施推進事業の中の、子どもの健全育成支援事業といいまして、県内の熊本市を除く生活保護世帯を対象に、子どもや親が日常的な生活習慣を身につけるための支援、子どもの進学に関する支援、引きこもりや不登校の子どもに関する支援を行ない、子どもの健全育成を図ることを目的としております。  支援の対象は、基本的には中学3年生ですが、特に支援の必要がある場合は、2年生、1年生も対象となります。事業の実施は5つの法人の共同体への委託で行なわれており、荒尾・玉名地域では、学校法人松本学園が事業実施に当たっておられるところでございます。本市におきましては、この事業を活用し、昨年度中学3年生と2年生、各1名がこのプログラムに参加し、中学3年生の子どもは、志望高校に合格、2年生の子どもも学力が向上するなど、成果が上がっております。本市の生活保護世帯の中学生は、8月末現在11名ですが、今年度も4月から中学3年生と2年生、各1名、計2名が参加しているところでございます。今後も支援を必要とする世帯につきましては、引き続きこの事業を活用し、プログラムへの参加を進めていきたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 12番 作本幸男君。   [12番 作本幸男君 登壇] ◆12番(作本幸男君) 節電ですね、今、答弁の中でもありましたけれども、原発の廃止か存続かということで、今、全国的に議論があっております。原発がもしも廃止になればですね、今でもそうですけれども、代替の、かわる電力というのはそうそう簡単にできるもんじゃないだろうと思っております。これからもですね、1年を通して節電にしっかりと目標を立てて頑張っていただきたいと思います。  それから、自立支援についてでありますけれども、少子高齢化の時代に貴重な若い人材を育てる環境づくりが大切であると考えます。できればですね、不登校生あたりもですね、そういう事業あたりに誘うといいますか、何といいますか、支援事業あたりに引き込んでですね、不登校あたりも直していけばとそのように考えますが、これも玉名市も生活保護者の中で11名ということですけれども、今2人ですか、やっておるということですけれども、もっともっとですね、11名、そのほかの9名にもですね、よかったらそういうところで事業の方に参加をするように推進をしていただきたいと考えます。  これで私の質問を終わります。 ○議長(高村四郎君) 以上で、作本幸男君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前11時05分 休憩                             ───────────                             午前11時19分 開議 ○議長(高村四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  19番 青木 壽君。   [19番 青木 壽君 登壇] ◆19番(青木壽君) 公明党の青木 壽でございます。通告の順に一般質問いたします。  初めに、防災教育についてお尋ねをします。  去る8月6日月曜日、熊本県教育委員会の主催で、熊本県立劇場において、平成24年度防災教育研修会が開催されました。私もそれに参加をさせていただきました。この会の対象者は、県下の小中高等学校及び特別支援学校の校長、副校長、教頭、PTA会員などでありました。講演で群馬大学教授・片田敏孝氏の「命を守る主体的姿勢をはぐくむ防災教育」と題して話がありました。教授は、釜石市で独自の防災教育を行ない、東日本大震災では、小学生1,927人、中学生999人のうち、津波襲来時に学校の管理下にあった児童・生徒について、全員の無事が確認された。これが釜石の奇跡と言われ、全国的に注目されました。  先日もNHK総合テレビでこの片田教授のお話もありました。教授の講演の中で、釜石市では避難3原則があり、1つ目に想定にとらわれるな。これは行政の防災はあくまでも想定外力に基づくもの、その想定を超える事態も当然ありうるということでした。2つ目に最善を尽くせ。これは大いなる自然の振る舞いの中で、できることはその状況下で最善を尽くすことということでした。3つ目に率先避難者たれ。これは、いざというときは、まず自分が率先して避難することで、その姿を見て他の人も避難するようになり、結果的に多くの人を救うことが可能になるという3原則であります。  過去に何度も壊滅的な被害に遭っている三陸地方には、「津波てんでんこ」という言葉があります。「てんでんこ」というのは、「てんでんばらばら」の意味で、津波の際はてんでんばらばらに逃げろという避難の姿勢を示しています。  このたびの防災教育の研修会を受けて、今後どのように取り組みを行なわれるのかお尋ねします。  2点目に通学路の安全対策です。通学路の安全対策については、以前も質問いたしました。それからまた、いろいろ進んでいるようでありますので、質問をします。  本年、4月23日京都府亀岡市で軽自動車が、集団登校中の児童と保護者の列に突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷という痛ましい事故が発生し、その後も各地で登下校中の児童が死傷する事件が立て続けに発生しました。  平成24年度版交通安全白書によると、昨年1年間の交通事故死者数は4,612人で、11年間連続の減少となり、交通戦争と言われたピークのときの3割以下となりましたが、負傷者数は今なお85万人を超え、いまだ交通戦争は終わっていないと言っても過言ではないと思います。しかも、死者数の中で、歩行中が占める比率が上昇しています。交通事故死者数を状態的に見た場合、2007年までは自動車乗車中が最多でしたが、2008年以降は歩行中が自動車乗車中を上回り、最多となるようになりました。  公明党は20年前から通学路総点検を提唱し、子どもたちの命を守るために全力を取り組んでまいりました。亀岡市の事故を受け、本年4月26日党政務調査会に新たに通学路の安全対策プロジェクトチームを設置。当プロジェクトチームは5月16日文部科学省に対し、通学路の安全についての緊急提言を行ないました。その結果、5月30日には、文部科学省、国土交通省及び警察庁から全国に通達が発せられ、すべての公立小学校で、緊急合同総点検を実施されることになり、6月26日には通学路の安全対策のための有識者による懇談会も設置されました。  今日求められている対応は、官民の知恵を結集し、国民の意識改革をも見据えた、総合的通学路の安全対策です。そこで、3点お尋ねします。  1点目、緊急総合総点検が実施されました。まず、その総点検の結果を伺います。  2点目、総点検の結果を、点検のための点検に終わらせないために、目に見える諸対策をお示しください。  最後に、本来通学路の安全対策は継続的に行なわなければならないものです。そこで、今後どういう形で継続していくか、お考えでしょうか。  以上3点をお尋ねします。 ○議長(高村四郎君) 教育長 森 義臣君。   [教育長 森 義臣君 登壇] ◎教育長(森義臣君) 青木議員の防災教育についてのお答えを、まずいたしたいと思います。  学校の現場を対象として、平成24年度の防災教育研修会が8月行なわれました。このときの講師で群馬大学の片田教授をお招きしての講演でございましたけれども、私はこのとき出席が実はできませずに、報告を受けました。その報告書を読ませていただく中で、私自身が情報収集から、ちょっとやっぱりしていなかった分での感想を交えて申し上げますと、保育園・幼稚園での保育中の園児の犠牲者もゼロであったということがありました。片田教授によれば、子どもたちの命を守るという意思に基づく、保育士たちの主体的な防災の取り組み、対応のおかげということであるということであります。学校は、子どもの命を預かり、命をはぐくむところという言葉を思い出したところであります。市内の小中学校の先生方と共に、今一度この言葉の意味をかみしめなければならないと思っております。そして、自然災害だけでなく、もろもろの事故等に対しても改めて危機管理を強めていかなければならないと感じたところです。  さて、平成23年3月11日の東日本大震災後に、本市のすべての小中学校では、従来の防災計画に津波を想定した避難計画を新たに策定いたしました。外平山にて避難する横島小学校の児童たちのことが新聞に紹介されたりしましたので、既に御存じと思いますが、校区内で一番高い建物等を確認し、その場所へ避難する訓練も実施しました。今後は、平成24年3月に文部科学省より出されました「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」を参考にして、児童・生徒がみずから判断し、行動できる避難訓練のあり方等について、各学校で再検討するよう、各小中学校へ指導していく予定でございます。  その折には、学校管理下にいた小中学生のたった一人も津波の犠牲者にならなかった、その釜石市の例を挙げて、それに片田教授が提唱されました避難3原則について、改めて紹介しながら充実させていきたいと考えております。  次に、進学路の安全対策についてでございます。  本年度に入り、登下校中の児童等の列に自動車が突っ込み、死傷者が発生する痛ましい事故が相次いでいることを受け、文部科学省、国土交通省、警察庁の3省庁が通学路の安全確保を図るため、学校やPTA、地元警察署、道路管理者等が連携して、通学路における緊急合同点検を実施するよう、通達がされております。その合同点検の流れとしては、教育委員会がまず危険箇所の抽出を学校から報告を受け、学校、PTA、地元警察署、道路管理者による3者合同の点検を、本年8月末までに実施し、その結果を踏まえ、実施状況報告を9月上旬に提出するものということであります。その後、改善策について協議を行ない、12月上旬まで対策の実施検討報告を国に行なうことになっております。  御質問の1点目、合同点検実施の有無と、その結果についてでございますが、本市においては、6月25日までにすべての小学校から60カ所の危険箇所の報告を受け、8月に入り3日間に分けて、各学校、玉名警察署、熊本県玉名市の道路管理者等による緊急合同点検を実施いたしました。その結果、新たに危険箇所になった場所、逆に危険箇所でなくなった場所等を含め、危険箇所が60カ所存在することが判明いたしました。その点検実施報告を現在行なっております。  2点目の目に見えるような対策を行なったかという御質問ですが、舗装の修繕工事に時期が合致した場所につきましては、通学路の路側帯、そういうところも引き直したり、不要な建造物は撤去を行なうなど対策を講じております。今後の危険箇所の改善についてですが、交通規制や道路改良、通学路の変更などさまざまな対策を三者で検討し、優先順位をつけ対策案の作成を行ないながら、計画的に対策を講じることになります。  3点目の合同点検の継続についてですが、教育委員会としてはこれまでも学校を中心としてPTAや地域の協力を得て、毎年定期的に行なっておりますが、今回の緊急合同点検を契機として、引き続き学校、PTA、道路管理者、警察等の三者による合同点検が実施できるよう、関係機関に対し協議を行なってまいりたいと思います。  今後とも、通学路の安全確保につきましては、各学校で取り組まれている地域の皆さまやPTAの御協力による登下校時の見守り支援活動、巡回パトロールを初め、教職員の引率などによる交通指導を行なうことによって、交通事故の防止に努めてまいりますので、御理解と御支援よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(高村四郎君) 19番 青木 壽君。   [19番 青木 壽君 登壇] ◆19番(青木壽君) 防災教育、これがどうかきちっとお願いしたいと思います。  ある新聞にこう書いてありました。「何回となく巨大地震の、政府集計では、耐震化や家具の転倒防止、津波からの避難対策などを徹底すれば、被害は最悪の場合の5分の1、約6万人に減らすことができる。仕事ができる政府の誕生が今ほど切望されることはない」全く私も同感です。  通学の点検については、継続的に行なっているところです。私も毎朝、この間申しましたように、定点でボランティアをやっております。いろんなところから呼びかけがあったのかなと思いますけど、30分余りで、今までスクールゾーンに侵入した車は、きょうは31件でした。これは先週よりも大分、スクールゾーンに対する意識が少し高まって、かなり減っております。そんなこともまた学校現場でよろしく指導のほどをお願いします。  次に、コンビニにおける証明書の交付についてです。  これは、先週も福田議員の方から、これは納税の方ですけれども、私の方はコンビニにおける証明書の交付です。現在、一部自治体で実施されているコンビニ交付サービスは、交付業務を委託する自治体が発行する住民基本台帳カードを利用すれば、セブンイレブンの約1万4,000店舗で、マルチコピー機から住民票の写しや、各種証明書などを入手することができます。このサービスを2013年春からは、業界2位のローソンと4位のサークルKサンクスも参入することが決まっております。コンビニ交付は2010年2月から東京都渋谷区、三鷹市及び千葉県市川市で試験的に始まりましたが、総務省に聞くと、本年5月7日時点で交付業務をセブンイレブンに委託している自治体は46市町村で、本年度中に行われる新規委託も、福岡市など11市町にとどまっております。普及が進まない要因の一つに、利用できるコンビニであるセブンイレブンに限られていることなど挙げられます。参考までに調べてみると、セブンイレブンの店舗のない地域がありました。それは青森県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、沖縄県などであります。幸いに玉名市では、東西南北に9店舗もあります。来春から大手2社が参入し、3社が交付サービスを取り扱うことになりますと、よりサービスが拡大いたします。コンビニ交付サービスは自治体の窓口が開いていない日でもおおむね6時30分から23時までの間、証明書を取得することができ、住民が必要な時間に、都合がいい場所、さらに居住自治体以外にある店舗からも入手することができます。自治体にとって住民サービスを向上させるほか、窓口業務負担の軽減など、コスト軽減の効果にもつながる施策であります。  来春からの参入企業拡大に伴い、住民サービスの向上のためにも財団法人地域自治情報センターが提供する事例等を参考にしていただき、住基カードの多目的利用の取り決めなどとあわせてお願いするところでありますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(高村四郎君) 市民生活部長、辛嶋啓司君。   [市民生活部長 辛嶋啓司君 登壇] ◎市民生活部長(辛嶋啓司君) 青木委員の御質問のコンビニにおける証明書等の交付についてお答えいたします。  まず、玉名市全体の証明書の発行件数を申し上げます。公用請求を除く発行件数が平成21年度が10万5,758件、それから平成22年度が10万7,642件、平成23年度におきましては10万3,343件となっております。  このコンビニ交付を実施している市町村の内訳は、熊本県下では益城町のみです。それから九州内でも福岡市、大牟田市の2市がございます。当市が運用を開始する場合におきましては、システム改修費としておおむね3,000万円程度と、開始後のシステム保守料といたしまして、年額500万円程度が必要となる見込みでございます。また、証明書発行件数に占めますコンビニ交付の利用率でございますが、現在実施しております市町村の数カ所を調査いたしましたところ3%から5%程度ということでございました。しかしながら、コンビニ交付は平成22年から全国スタートして以来、少しずつではありますが、実施団体を増やしている状況でございます。開始時点では、住民票と印鑑証明発行でのスタートでございましたが、現在では、戸籍関係や税証明の発行も可能となっているところでございます。  今後は、市民ニーズと費用対効果を踏まえながら、玉名市におけるコンビニ交付の運用方法や開始時期などを検討してまいりたいと存じます。 ○議長(高村四郎君) 19番 青木 壽君。   [19番 青木 壽君 登壇] ◆19番(青木壽君) コンビニ交付サービスについてですが、住基カードがこれは必要なんですよね。ただ単に住基カードで交付サービスを受けるということだけじゃなくて、この住基サービス、いわゆる住基カードの普及にも寄与することだと思います。  こういうのもありまして、ある実施している地域では、「コンビニサービスは自動交付機によるサービスに比べて、導入コストやランニングコストが安いこと、運用面の人的負担もほとんどない。紙詰まり対応、操作方法の指導などは全部コンビニがやってくれる。利用者からは利用時間が長く町外での利用ができて、サービス範囲が広く、操作方法も簡単でセキュリティーも高い理由から、セブンイレブン側に手数料を1通につき120円支払っても、人件費を抜いた費用に対する効果が十分に図れる、非常に有効チャンネルと評価している」というところもあります。  将来また新しい市役所ができますけども、市役所に行けなくても用が足せる、これもサービスの一つだと私は思っております。やはりこの住基カードの普及がこれからもサービス向上に大きなキーワードになってくると思います。この住基カードの目的で、例えば図書館の利用、図書の貸出し業務を行なうサービスを住基カードで行なったり、公共施設の空き紹介、予約等、また商店街での利用に応じてポイントを保存し、これを活用するサービス、検診、健康診断または健康相談の申込み、結果の紹介を行なうサービス、事故・急病で救急車を受ける場合、あらかじめ登録した本人確認情報を医療期間に提供するサービスということで、このただ単に交付サービスするだけでなく、この住基カードの拡大というのは大変なサービスの拡大につながります。どうか十分検討をお願いしたいと思います。  以上で一般質問を終了します。 ○議長(高村四郎君) 以上で、青木 壽君の質問は終わりました。  4番 江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ○議長(高村四郎君) 江田議員、途中になるかもしれませんけど、1番だけしなはってよかですか。 ◆4番(江田計司君) 1番だけですか。1番が一番大事かつばってんな。 ○議長(高村四郎君) 1番、2番まで。 ◆4番(江田計司君) はい、こんにちは、4番、蒼風会の江田です。  実はちょっと予定が狂いまして、昼からはですね、傍聴に来られるようになっておりますけども、その一番大事なのがですね、何か午前中に終わってしまってですね。まず冒頭に。 ○議長(高村四郎君) 江田議員、2番からでんよかですよ。 ◆4番(江田計司君) いや、もう狂うとな、何か。  6月の定例議会の一般質問で、国道208号線の荒尾との堺の玉名市のシンボルマークの件で早速1カ月もたたずに措置をしていただきました。私は荒尾との境界しか気にしておりませんでしたが、玉東町との境界も同時に措置をしていただきました。国土交通省、関係各位、そして坂口建設部長には敬意を表したいと思います。  また、初日の松田議員の職員の人材育成についての答弁で、築森副市長がその思いを熱く語られました。そのたまものではないかと感心をしているところであります。これからも、築森副市長に関しましては、よろしく御指導をお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質問に入ります。  1番目の風雨等の災害対策はどうなっているのか。  ①として、高道海岸長保地区の高潮対策の進捗状況についてお尋ねをします。昨年の10月の定例会でもお尋ねをしましたが、大正開漁港の整備移転に伴って、農地、海岸区域と漁港区域が重複しており、堤防の管理が2つの管理部局にまたがっている状況となっているために、両部局との協議や調整を熊本県や関係機関と綿密な調整を図っているとのことだったが、その後はどうなっているのか。今回の台風16号は、最強クラスと言われ、14日の沖縄付近では900ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速は70メートルと言われておりました。幸いにして、太平洋高気圧の勢力が強かったために九州直撃は免れましたからよかったものの、20年前の台風19号のように有明海を北上でもすれば老朽化した長保地区の堤防はひとたまりもありません。7月12日の阿蘇地方の豪雨のときの流木の大木の丸太が、100本以上長保地区の海岸に打ち上げられておりました。  今回の16号台風の荒れ狂った高波が17日の朝8時から11時までは満潮と重なったために、高潮が堤防を超え300メートル近くまで被害が出ております。地元の人たちも不安でいっぱいだったと思います。これは長保地区の海岸に波消しブロックがないため、ほかの地域よりも特にひどかったようであります。今のこの異常気象、台風もより以上発達し、考えられないようなスーパー台風が九州直撃もあり得ます。その後の進捗状況はどうなっているのかお尋ねをします。  次に、②として、大野下地区の水害対策についてお尋ねをします。  阿蘇地方を7月12日に襲ったこれまでに経験したことのないような大雨。阿蘇乙姫での午前1時から7時までの雨量は1000年に1度と言われる歴史的な豪雨で459ミリの集中豪雨だったとのこと。この玉名においてもかなりの雨量でした。大野下地区においても再三田畑が冠水し、その地区の人たちは危機にさらされているようであります。その水害対策はどうなっているのかお尋ねします。  答弁をいただいてから次の質問に移りたいと思います。 ○議長(高村四郎君) 産業経済部長 森本生介君。   [産業経済部長 森本生介君 登壇] ◎産業経済部長(森本生介君) 江田議員の高道海岸長保地区の高潮対策の進捗状況についての御質問にお答えいたします。  高道海岸は昭和35年から国営事業により整備が行なわれ、大相地区、長保地区を合わせた総延長は2,926メートルとなっており、海岸保全区域に指定されております。長保地区につきましては、農地海岸保全区域と漁港区域が重複しており、堤防の管理が2つの管理部局にまたがる状況であるために、高潮対策事業の認可申請に伴いまして、両部局との協議や調整も結論に至らず、事業の採択が見送られておりました。しかし、長保地区の高潮対策事業につきましては、背後農地への被害防止及び住民の安全確保のためにも早期の完成が望まれるために、国・県との協議を重ねた結果、長保地区が事業採択のためには、農地海岸保全区域と漁港区域の重複の解消が必要ということでありましたので、その手続きについて事前協議を行なっている段階でございます。区域の変更につきましては、特殊な知識及び技術が必要となることから、今般の補正にも区域変更業務委託の予算を計上しているところでございます。長保地区の高潮対策事業は、早期の実現が強く要望されております事業でありますので、今後も国・県に対して早期の事業採択を要望してまいりたいと思います。  次に、大野下地区の水害対策についてお答えいたします。  大野下地区の駅前や馬場地区におきましては、排水路が未整備であります。また、流域面積が広範囲であるために少々の雨でも湛水被害を引き起こしている状況にございます。湛水被害を解消するためには、行末川沿いに設置してあります明神排水機場までの排水路を整備する必要がございます。排水路を整備するに当たっては、下流域からの整備が必要であることから、現在、下流域の水田地帯において区画整理による優良農地の確保と幹線排水路の整備による、湛水被害解消を目指し、県営事業による「経営体育成基盤整備事業」に取り組むべく地元と協議を行なっているところでもございます。  事業実施に当たりましては、事業未同意者の問題、事業効果が発揮できるような営農計画の作成など、クリアすべきさまざまな問題等がございますが、今後も地元の協議を重ねながら事業採択に向けて努力していきたいとも思いますし、このことがひいては大野下地区の水害対策につなげたいと思います。 ○議長(高村四郎君) 4番 江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ◆4番(江田計司君) 答弁をいただきました。  高道海岸長保地区の堤防は、見た目よりもかなり老朽化がひどく、ところどころには穴があいていたり一部補強はしてありますけども、かなり厳しい状況であります。もしも堤防が決壊でもすれば長保地区だけでなく、大相、塩浜、中島、浜田の一部、鍋地区の一部など約700世帯、ハウス園芸農地等に莫大な被害が出ます。  今までは役所の縦割り行政が問題で、なかなか進展しなかったことが、今回、その両部局の区域変更業務委託の補正がなされたということで、かなり進展されたとのこと。担当の井上主幹が「もう県とけんか腰ですばい」との話を聞き、大変頼もしく思いました。どうか、25年度の採択に向かって最大の努力をお願いいたします。  また、大野下地域の水害対策については、行末川沿いに設置してある明神排水機場までの排水路の整備ができないと解決ができないとのことですが、この件は、もう10何年も前から先に進んでおりません。そのことで6月、7月、8月と検討会がありました。協議をなされましたけども、確かに、県・市より出席され、一生懸命に協議をされております。ただ、会議に参加して私なりに感じたことは、県の人たちの言われた言葉で、「農家の人たちのために、私たちも精一杯努力をしているのですよ。農家の人たちのために、私たちはそのお手伝いをしているのですよ」と聞こえてきました。何かちょっと事務的に受けました。大野下地区推進委員たちはこれまで10数年にわたって、大変努力・苦労をされております。皆さんももう御高齢になっておられます。県の方が言われるのに、基盤整備をした後の作付の営農計画、また換地の件など最終的には推進委員たちが責任を持ってもらわないとこれから先には進まないとのことです。また、事業未同意者との問題など、大変厳しい状況で、25年度の採択は見送られるようです。この基盤整備事業が解決しなければ、大野下地区の水害対策は解決できないのではないかとのことですが、大野下駅前、馬場地区の人たちは大変困っておられます。今は時間100ミリの雨量の集中豪雨が当たり前のようになっております。その時の被害は莫大なことになります。何らかの解決方法はないのでしょうか。よろしくお願いいたします。  次に、2番目の市街地活性化のこれからの方向性について質問いたします。  九州新幹線が全線開通してはや1年半がたちました。利用して確かに便利です。新玉名駅の乗降客も予想以上に多いようです。新玉名駅ができて本当によかったと思います。その玉名駅前に進出するケーズデンキ、グッディ、そして開店している、これは駅前じゃないんですけど、ヤマダ電機または旧凸版跡地を買収したイズミグループ、大型店舗の進出が目立っています。今の商店街の人たちは大変厳しい状況におかれているのではないでしょうか。マルショク跡地、現庁舎の跡地利用などを含めて、これからの玉名市の市街地の方向性はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。
    ○議長(高村四郎君) 江田議員の一般質問の途中でございますが、ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                             午後 0時00分 休憩                             ───────────                             午後 1時02分 開議 ○議長(高村四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  企画経営部長 田中 等君。   [企画経営部長 田中 等君 登壇] ◎企画経営部長(田中等君) 江田議員の市街地活性化のこれからの方向性はとの御質問にお答えいたします。  市街地ということでございますけれども、ここでは中心地市街地ということに絞ってお答えいたしたいと思います。  本市の中心市街地は、JR玉名駅を基点とする駅通、亀甲地区、高瀬地区、繁根木川沿いのリバーサイド地区、玉名温泉地区、西部地区を結んだ区域の208ヘクタールと定義されており、この全域を円環状に集積する商業地の連続一体性を図りながら、活性化を進めていく必要性から、平成13年に旧玉名市で作成し、新市に引き継いでおります、「玉名市中心市街地活性化基本計画」の基本方針や活性化に資する具体的な事業計画の推進を図っているところでございます。  また、「中心市街地基本計画」では、地域住民との連携を深め関係重視型まちづくり、居住環境の改善による快適なまちづくり、地域資源を活用した個性あるまちづくり、個性あるゾーンのつながりを強化し、集積の効果を高める大型店にないニーズに応える強い商業地づくりを、市街地活性化の基本方針として整理しております。また、これを推進する具体的な事業の主なものとしては、例えば都市計画道路の整備、街並み景観整備事業、高瀬蔵の整備などの事業を計画しており、地区と地区とを結ぶ回遊性に視点をおいた活性化策を実施するため、事業着手の環境が整ったものから随時実施しております。  なお、中心市街地の活性化には、地域の住民と行政が一体となり、地域のことはみずから考え、みずから解決していく、いわば地域主権のまちづくりの考え方の浸透も非常に重要であると考えます。また、中心市街地の活性化のため、現在もその取り組みが進行中である「中心市街地活性化基本計画」の着実な推進に加え、平成18年5月に改正されました、中心市街地活性化に関する法律の趣旨を踏まえ、商業の側面からだけではなく、地域づくりの方向と連動した、多様なサービスや機能の集積を前提とし、地域の資源価値を高めていくことに視点をおいた市街地の活性化にもつながるような新たな施策も展開していきたいと考えております。  次に、本市の新しい市街地としてのポテンシャルがある新玉名駅前周辺につきましては、新玉名駅周辺構想区域である35.6ヘクタールを新たな町の形成に向け、中長期的な視点のもと、城北地域の玄関口、交流拠点として魅力のある町となるよう民間活力の導入を図りながら進めたいと考えております。また、都市を維持し市街地の活性化を図るためには、都市の魅力を向上させ、都市の活力の源である定住人口の減少に歯どめをかけ、増加に転じさせる施策の展開を図ることも重要です。そこで、定住化を促進するため、平成19年に策定いたしました「玉名市定住化基本構想」いわゆる「スマイル構想」に基づき、住宅の新規取得に対する優遇措置制度の創設、新幹線通勤者に対する助成、子育てに対する世代や高齢者への優遇施策の実施などに鋭意取り組み、暮らしやすさと生活の充実感に満ちた、市民のだれもが将来にわたって住み続けたいと思えるようなまちづくりを図ってまいります。  なお、凸版跡地につきましては、マスコミの報道にもありましたように、民間事業者が活用を検討されているようでございます。また、マルショクや現市役所庁舎の跡地活用につきましては、新庁舎建設までには方針をお示しできるよう、継続して検討してまいりたいと思います。 ○議長(高村四郎君) 4番 江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ◆4番(江田計司君) 質問の題目をですね、最初は中心市街地と書いておりました。しかし、書いているうちに中心市街地とはどこかなと自分で迷いました。それでその中心を消して、市街地と書いたわけであります。  答弁によればですね、3つの商店街があり、208ヘクタールを中心市街地と呼ばれているそうですね。ところがこの中心市街地といってもですね、この何か玉名市には核というのがないんですね。だからそれぞれのその商店街の人たちは皆さん大変努力をして頑張っておられるわけですが、これだけ大型の商店街が出店してくればますます厳しくなるのではないでしょうか。  以前、北海道の伊達市を訪問したときに伺ったのが、企画財政部の中に「住んでみたいまちづくり課」というのがあるわけですね。その中に「移住定住係」というのがあるわけです。これはもうどこの行政でも一緒ですけども、予算は大変厳しいわけでありますね。しかし、その行政のアイディア次第ではですね、民間の資金を使えるような状況があるんじゃないかと思うんですね。この前発表がありましたけども、今全国で65歳以上の人が3,000万人を超したそうなんですね。だから1億2,000どれだけで、3,000万人が65歳になるわけですね。玉名市を調べてみたところですね、もう2万人を超えたそうです、65歳以上がですね。ですから、これが団塊の世代の人たちが65歳になるかならんぐらいでしょうね、おそらく。だからますます65歳以上が増えるわけです。この日本の預貯金が1,400兆円かなんか言われているんですね。この中でですね、やっぱり65歳以上の人がほとんど何かその金は持っているということを言われています。だからこの人たちの定住、もしくはですね、一時定住なども考えたらどうでしょうかね。せっかく九州看護福祉大学がありますので、その大学を活用しての福祉のまちづくりなどどうでしょうか。  合併した当初はですね、企画財政部と確か言われておりました。その中に財政があったわけですね。ところが20年度かなんか機構改革によってですね、その財政が総務の方に移ったわけですね。だから今のせっかく一生懸命ですね、企画部長が一生懸命されているけども、財政が何か伴ってないような気がするわけですね。だから財政が伴わない企画なんていうのは、何か絵にかいたもちのような感じがするわけです。どうかこれからの玉名の将来を見据えて、きちんとした方向性をよろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(高村四郎君) 以上で、江田計司君の質問は終わりました。  21番 田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 皆さんこんにちは、貧乏暇なしといいますか、前回の一般質問で原稿も書かずにやりましたもんですから、言わなきゃいけないようなところを抜かしてしもうてですね、言わんでいいことまでしゃべって、何か後で後味の悪い思いしたんですね。それで今回は要点だけは書いておかないかん思って原稿書いてみました。そうしたらですね、長くなって、長編小説みたいになってしまってですね、きょうは前編、次は後半といかないかんように長くなってしまいました。せっかく書きましたので、すべてきょうやりますけども、最後までのおつき合いをよろしくお願いしときます。  まず亀甲の凸版跡地についてということでですね、玉名市が直接買収して事業を推進するわけではございませんので、今回、触れる必要があるかなと疑問を持ちましたけれども、私なりに確認もしておきたい点もございますので、行政サイドも周知しておく必要があるのかと思うところです。  環境保全の面からですね、確認をとっておきたい点がございます。亀甲凸版跡地につきましてはですね、1年半ぐらい前から跡地を買収して事業の推進を図りたいという企業がございました。そこでですね、その企業の会社内容などを必要書類とあわせまして、本社の凸版の担当者に送りまして、企業誘致に向けて私ども商談を進めておったんですけども、最終的には凸版との取り引きのある企業関係に譲渡したいという話になりましてですね、イズミグループが決定されたようでございます。この間の経緯はですね、市の企業誘致の課にも認識されております。といいますのは、東京に出張された折には、こういったことを先方に働きかけてほしいということでですね、何回もお願いしたことがございますので、よく御存じと思います。  しかしながらどんな企業であろうとですね、玉名市に進出していただくのは大歓迎でございますけども、地元商店街との関連もございますので、その辺がちょっと心配されます。私どもが誘致していた、働いていた企業はですね、地元商店街とは一つも関係のない、影響のない企業でございました。そういうことで安心はしておりましたんですけどもですね。  それから、凸版の跡地につきましては、新庁舎建設の候補地に挙がりましてですね、特別委員会ですか、特別委員会で見積価格も提出されまして、検討いたしました。その中で土壌汚染の情報、あるいはその説明を求め、その時点では土壌汚染はないとの執行部の答弁でした。しかしその後のもろもろの経過の中で、あるいはその情報の中で、一部土壌が汚染されておるということも聞きましてですね、解体して土壌改良、更地にして譲渡するとのことが伝わってきたわけでございます。市が買収取得するものではありませんけどもですね、大局的に見て環境保全の面から、市もその事実を知っておく必要があると判断いたします。土壌汚染があったのか、なかったのか。なければ幸いでございますし、そのところを御答弁願いたいと思います。  さらに、凸版跡地の工場解体時のアスベストの飛散はなかったのか。この凸版の工場はですね、私が建設の年度を確認したわけではございませんけども、アスベストの規制のないときの建造物ではないかと私なりにそう思ったところでございます。私事の話をですね、差し入れて申しわけございませんけども、私が大阪で貿易をしているときにですね、韓国の釜山にあります、石こうボードパネルを生産する会社に、金沢の鉱山から石綿ですね、石綿、いわゆるアスベストを仕入れて、毎月一定量を輸出していたんですけども、ある日突然、翌月から取引停止の連絡が入り、事業確認のためにですね、即、日をおかずに釜山に飛んだわけですけども、政府からアスベストの使用禁止令が発令されたとのことで、生産したパネル、いわゆるパネルのボードですね。在庫の処理に困っていたことを思い出しました。余談が長くて申しわけございませんけども、その後、日本でもアスベストの使用は全面的に禁止され、特にアスベストの水道管の取りかえが進んだようでございます。私が平成元年にこちらに帰ってきましたんですけども、約18年前に私がですね、玉名市の議員をさせていただいて、アスベストの水道管がまだその時点で使用されていたことに本当に驚き、一般質問の席でですね、取り上げて水道局にアスベスト水道管の早急な布設がえを要望・推進した記憶がございます。アスベストの飛散はですね、特に目に見えない小さな微粒子で、特にこの解体時はですね、その処理は最善の注意が必要とされています。工場、土壌汚染もですね、アスベストもなかったのならこんなに幸いなことはございませんけども、行政もやっぱり事実を確認して、公表しておくべきだと思うところです。いかがでしょうか。  以上、答弁をいただきましてから、あと進めたいと思います。 ○議長(高村四郎君) 市民生活部長 辛嶋啓司君。   [市民生活部長 辛嶋啓司君 登壇] ◎市民生活部長(辛嶋啓司君) 田畑議員の土壌汚染の改良は完全かとの質問についてお答えいたします。  平成24年2月に有明保健所より、凸版印刷工場の解体に伴う自主検査において、数カ所に狭く、浅い範囲で土壌汚染が発見されたとの連絡がございました。これは県の指導によりまして、工場敷地内の既存の井戸水で水質検査が行なわれましたところ、地下水質には異常はなく、外部への流出がないことが確認されたとのことでございました。今回のことは、土壌のみの汚染であり、その汚染土壌は既に掘削され、すべて産業廃棄物最終処分場へ廃棄を完了されております。  次に、工場解体時のアスベストの飛散についてお答えいたします。  平成24年5月10日付けで、特定粉じん排出等作業実施届出書が有明保健所宛に提出されており、工場建家解体工事計画が届出されております。事前調査の結果、石綿を含有する保温材が使用されておりましたが、県の指導によりまして、適正に同月、解体作業が終了しております。また、平成24年9月3日付けで同届出書が有明保健所あてに提出されており、旧守衛室の石綿除去作業の実施計画が届出されております。こちらは天井裏に吹つけ石綿の使用があったとのことで、解体に向けた準備が行なわれております。両解体工事には、石綿取扱作業従事者特別教育を終了した作業員が、専門の機材を用いて、大気汚染防止法にのっとった適切な方法、手順で作業が進行しております。 ○議長(高村四郎君) 21番 田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 今答弁をいただきましたように、やはりあったものはあった、なかったものは、なかったと、そしてきちっとした答弁の内容のようにですね、やはり処理されていることをやっぱり市民の目の前に公表しておかないと、皆さんは土壌汚染があったとか、アスベストがあったとかみんな疑惑を持って見ておられます。だからきょうの答弁は本当にはっきりしたことを言っていただいて、また保健所からの処置もちゃんとあったということで、私も安心をいたしました。ありがとうございました。  最近のですね、特に新聞紙上で見受けられるいろいろな問題の中でもですね、過去印刷工場で働き、工場で使用するインクあるいは薬品の影響でですね、多数の方が胆管がんですかね、がんで死亡されておられます。直接の原因は判明しておりませんけども、その薬品の可能性が大とのようでございました。先日も新聞にも西部ガスの熊本市店の跡地の土壌と地下水から最大で基準値の約47倍のシアン、640倍のベンゼンなどを検出。調査のために新しく掘削した観測井戸からも基準を超えるシアンとベンゼンが検出されたとの報道がありました。土壌汚染はですね、地下水の汚染を引き起こし、大きな環境問題となって表面化してきます。民間同士の商取引であってもですね、やはり環境問題は行政がきちっと把握して、その処置を公表しておくべきだと私は思った観点から本日、指摘をさせていただきました。行政は一つそういったことには手落ちのないようにお願いをしておきます。  アスベストの問題もですね、目に見えない小さな粉を吸い込みますと、それが肺に付着して肺がんとなります。過去アスベストを扱う工場で働いていた人たちがですね、肺がんで死亡された例がたくさん出てきています。どちらにいたしましてもきょうの確認ができましたことは、大変いいことだと思っております。  何でかといいますと、私は凸版いつだったかですかね、ほかの用事で行きましたときにはその天井に吹きつけたそれを見たことがあったもんですから、ちょっとそれが気になってですね、お尋ねしました。きょうは本当にいい結果で、ありがとうございました。  続きまして、玉名市の活性化政策について。活性化、発展の絶対的な施策はあるのかという見出しで押しておりますけども、最近、近年といいますか、玉名市は地域の市や町から何か孤立していると言うんですかね、玉名市が何かのけものにされているような、これは私がなぜそういうふうに感じるのかですね、また私だけじゃないような気もするんですね。ほかからもいろんな声を聞きますし、特にこの2、3年ほかの市、町との連携が著しく欠落しているのじゃなかろうかと。ほかの町のトップや議員の方からですね、いろいろな御指摘や意見をいただく中で、行政間のですね、連携、意思疎通、意の思うんじゃなくて、意を凝らす疎通ですね。できていないのではないかと思うことが多々見受けられます。  玉名市の活性化と発展を考えるとき、その将来を私は危惧するのでございますけども、ほかの市、町に目を向けてみますと、他市のことに触れてまた、これまた申しわけないんですけど、山鹿市は11月23日に新築された「さくら湯」が開業されます。これもですね、今まで営業していた建物をわざわざ取り壊して、建てかえ、総工費が聞いてみましたら約9億円も投資してですね、山鹿市の将来を展望して、その活性化と発展に託したわけですが、その方向性をですね、見据えた判断力と実行力、まあ実行力に山鹿市の発展もですね、想像できるわけです。また、隣接した余裕地に町の駅ですか、併設されてキャンピングカーが駐留できる施設もできるとか、想像たくましい行政マンの知恵者が大勢いるのかと思うところです。玉名市に別に知恵者がいないというわけでございませんので、誤解ないようにお願いしときます。  私、山鹿市の議員に頼まれて、山鹿の宣伝しておるわけじゃないんですけども、山鹿市はですね、大体その経済活性化の形態が大体整ったように思います。新庁舎が先日、42億円で大林組が落札しましてですね、山鹿の場合は庁舎よりも病院、経済の活性化を先にするということで、「さくら湯」の改築、あるいは病院を先に建てまして、最後が庁舎だということで変わったわけでございます。  長洲駅止まりのですね、JR特急が何本かありますが、これも玉名駅までのダイヤに強く陳情すべきであり、玉名市は何かよそから今聞きますと、熱意がないとのこの指摘がされておりですね、沿岸道路ですか、これの延長もですね、とりあえず長洲までとの話になっているようでございますけども、これも本当はおかしいです。沿岸道路期成会の会議にもですね、玉名市は部長クラスが出席して、ほかの市、町のトップからの意見は、副市長か市長が出席すべき場所との苦言も聞きました。  もうしばらくしますとですね、はっきりすることですが、長洲町は駅前を、約20億円の予算でですね、7、8年かけて区画整理する計画が出てくると思います。駅前開発をあわせて、町の経済活性化とですね、町の発展につながると私思うんですけども、これもやっぱり連携した大牟田市と荒尾市の見据えた末のことだと思うんですね。大牟田市には帝京大学が建設されるとの情報が入ってきます。受注業者は竹中工務店、立地場所もはっきりしておりますし、それを推進した方も聞きましたけど、名前は直接会っておりませんので言いませんけれども、ただ私が心配するのは九州看護福祉大学との関連です。同じような学科があるようでございますしですね、今でさえ九州看大では定員割れの学科が2、3あると聞いております。なおさら心配が尽きません。  最近は黒川温泉より山鹿の平山温泉が有名になってきました。さくら湯の開業で温泉客が山鹿に流れます。新幹線玉名駅が開業して、乗降客は見込み数を満たしておりますけれども、内容の伴う経済効果は生むことができたかと疑問であり、行政のあとひと工夫が必要ではないかと、そう思うところでございます。  先日長洲町を訪問したときに、町長が「最近、私は有明フェリーの営業マンをしておるばいた」と、そう言うてですね、チラシを渡されて、いろいろな考えることが載っておりました。それから3日しました先日、新聞で皆さん見られたと思いますけど、新玉名駅と雲仙温泉を結ぶ有明フェリーの無料バスが新聞報道されて、一つ一つ実現しているのかなと町長の姿勢を納得したところでございますけども、玉名市も何か将来につながる発展活性化に、つながる企画をですね、発表してもよい時期に来ているのではないかと思うところですが、いかがでしょうか。  荒尾の場合はですね、炭鉱の町といった明るいイメージには私はなかったんですけれども、JR九州との連携で南荒尾駅の改修を今度されます。ラムサール条約湿地登録で、一変してですね、何か近代的な町になったようなイメージを持ちますし、そういうことを考えますと、玉名市がますますこう何かおくれているような感じを私は持つわけです。  そのように、さらなる定住促進の施策はという題目ですけども、玉名市も定住促進施策に取り組んでおられることは、私もよく認識をしております。合併して満7年になりますけども、その間、約3,200、300人程度の人口減となる事実をどう受け止めるのか。内容の分析はいろいろとあると思います。高齢化による自然現象、少子化による影響など、人口減の要因はですね、これは小さな地方自治体ではですね、対応できない大きな社会現象に今現在なっておりますし、地方自治体がお互いに競い合ってもですね、限界があります。この定住促進の問題は、基本的にやっぱり国の政策として、出生率の向上を図る政策を、国が将来を見据えて最優先に取り組むべき課題だと私はそう思っております。まあ、現在の日本の政治を見ておりますと、国策そっちのけで、政局に熱が上がっているようでございますし、ここ何年かは政局の繰り返しで、国内経済も困窮し、円高による企業海外流出、国際的信用は低下の一途です。尖閣問題、竹島問題、北方領土、本当に残念なことばかりですけれども、今年の7月3日の熊日朝刊に掲載されておりました、有明定住自立圏、荒尾市と南関町、長洲町が大牟田市を中心とする有明圏域定住自立圏に参加し、県堺を超えた定住自立圏の形成を目指す方針を表明したと、これを見て私は非常に危機感を覚えました。なぜ玉名市が参加していないのかという単純な疑問よりもですね、なぜ有明広域の市、町をまとめて、玉名市が定住拠点宣言をして、リーダーシップを発揮しないのか。その疑問の方が大きく頭をかすめます。いまだに納得いかない。この施策を実行すればですね、定住促進の政策も予算の面ででも有利に推進できるようになっているようでございますしですね。  先日、人口情勢の資料をいただきました。玉名市の過去10年間の死亡者と出生の比率を見てみますと、この10年間で2,300人生まれてくる子どもよりも、亡くなっていく人が2,300人多いんです。熊本県下の出生と死亡を比較してみますと、23年度末までで1万8,243人。おそらく24年度末まで入れますと2万人を超すようになると思います。このような状況を見ますときに、定住促進はやはり若い人、若い夫婦、結婚して玉名市に定住してもらう魅力ある施策を実施すべきであると結論に達します。  ほかの市や町の施策よりも優れた企画を立案すべきだと思うところです。ほかの市や町と同じレベルの施策ではですね、目を向けてくれないと思うんですね。玉名市の定住促進の補助金の中で、500万円以上の家を買ったら、年に20万円、5年間補助しますというのがありますけどもですね。あれは、新婚さんとか若い人はですね、そんなに家を結婚してすぐには買えないわけですね。だからまず結婚して新婚さんが玉名市にすぐ住むような定住促進の補助制度を、さらにひとつ考えていただくのも必要じゃないかと思うところですけれどもいかがでしょうか。  3番目はですね、ほかの市、町にない、玉名市のみにある資産、岱明松原と海岸の最大限活用をとうたっております。  まさしく、県北で玉名市のみに存在するこの貴重な大きな財産の生かし方によっては無限の経済効果が生まれますし、玉名市の活性化に大きな存在価値になると、私の頭の中では想像が無限に広がってきます。  先日、玉名市の指定管理者の一覧表をいただきましたが、その中で株式会社池田建設の管理される施設には、指定管理料が歳出がなく、むしろ歳入につながっているとのことも聞きました。また、横島町特産物振興協会、玉名市大衆浴場も管理費用は歳出がなく、これは制度の大きな成果だと思っております。その他12施設の中にはですね、指摘、改善すべき課題がたくさんありますけども、今回はこの議題の施設についてのみ取り上げました。順次ほかの施設については取り組んでいきますけれども。岱明磯の里278万8,000円。岱明コミュニティーセンターが1,620万3,000円。合わせて1,900万円弱の指定管理料が歳出されております。いろんな職員の市の間接的な費用などを原価計算しますと、年間2,000万円の管理費用となっているようでございます。この施設は一部福祉目的な部分もございますけども、兼ねておりますけども、商業施設分野の活性化を取り入れるならばですね、また松原全体の整備をして、春先から晩秋、また冬までいろいろな行事を、催しを取り入れていくならばですね、もちろん海水浴場も入れてですけどもですね。その利用者、集客を見込む計算ができます。私はそのように判断をして、きょうこの発言をしております。この施設は、その改善の方法ができる貴重な唯一の施設だと強く思っております。生産性を生む施設にしたらどうかと。今年の7月から宿泊できるようになり、今までとは違った形態になると思いますけども、年間2,000万円の管理費用がそのまま続くとは思いませんが、計画的に対策を練っていくならば、必ず管理費用の歳出はなくなります。大きく歳入を生む施設となると考えられます。そうするためにはですね、やはり投資をして、生産を生む、資本主義の発想が必要ですけども、今の高額の管理費用を歳出するならばですね、その分を一時的に整備費用として、投資して先の無駄遣いをなくすのが行政が取り組むべき姿であり、市民に示す道筋だと考えます。  あの施設を整備開発すればですね、玉名市民が各種の商業の活動の場となり得ます。来訪者を呼び込めば、海山物の販売、玉名市の特産、農産物の販売も活発化して、経済効果が大きいと思うところでございますし、ほかの市や町にあります温泉で競争してもですね、玉名の場合は温泉の質で優位に立てない可能性があると思うところです。しかし、料理などを工夫して、いい料理を出せばまた別ですけども、先日、菊南ホテルの料理がいいからということでちょっと食事に行きましたけども、それは大変安くていい料理が出てます。ああいった料理をやっぱり目玉としてすれば玉名の温泉もいいと思いますけども、温泉の質だけではとても優位には立てないと思います。  ほかの市や町になくて、玉名市のみに存在する資産を最大限活用することが、最少の予算で最大の経済効果を生む、その施設をつくるべきではなかろうかと私は思うんですけども、もしほかに執行部が考えておられます活性化の企画があればぜひ出していただきたいと思います。  答弁をいただきまして、あとまた進めます。 ○議長(高村四郎君) 企画経営部長 田中 等君。   [企画経営部長 田中 等君 登壇] ◎企画経営部長(田中等君) 田畑議員の活性化施策についての活性化、発展の絶対的施策を示せについてお答えいたします。  本市は、平成17年10月3日に1市3町の合併により誕生し、現在に至っておりますが、その間、市の将来像である「人と自然がひびきあう、県北の都、玉名」を実現するため、信頼と勇気ある改革を基本理念とした、第1次総合計画前期基本計画に基づくさまざまな施策に取り組んでまいりました。その一方で、少子高齢化に伴う人口減少や市場と経済のグローバル化、深刻な環境問題など社会環境の変化への対応が求められるようになってきました。このことから新たな課題の解決や軽減に努め、市民のだれもが将来にわたって住み続けたいと思える玉名市をつくる、今後5年間の基本的方向を示す、総合的指針である、第1次総合計画後期基本計画を平成24年3月に策定したところでございます。  この後期計画においては、農産物を生産するだけでなく、それを加工し、販売するところまで視野に入れた事業展開による、新たな産業を創出する6次産業化の推進を行なうことや、県北市町の連携による地域の歴史、文化、自然、景観、温泉、食などの豊富で魅力ある地域資源を活かした広域観光ルートの開発と、商品化に取り組む広域観光ネットワークの推進。住宅用の太陽光発電設置に対する支援による、新エネルギーの導入推進を行なうなど、21の施策を重点施策と位置づけ、市の活性化に資する取り組みを推進しております。  今後も引続き、本計画の6つの基本目標を柱とした施策の着実な推進に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、さらなる定住促進の施策についてお答えいたします。  本市における定住促進補助事業は、移住を検討する方に対して、玉名市を移住先に選んでもらうための背中を後押しする制度といたしまして、住宅取得補助金、住宅リフォーム補助金、そして新幹線通勤定期券購入補助金の3つの補助金から構成されています。これまでの実績につきましては、平成24年8月末現在、申請は延べ73件で、内訳は、住宅取得補助61件、リフォーム補助10件、新幹線通勤定期券補助2件となっております。申請者の多くは30から40代の家族で、今後子どもが誕生することも大いに期待され、さらなる人口増加も見込めるものではないかと思っております。この事業期間は、平成23年度から平成27年度までの5カ年でありますが、平成23年度1年間で43件、116人転入、平成24年度の5カ月間ではありますけれども、30件74人転入の申請があっており、順調に推移してきておると考えております。  また、定住促進につきましては、市外からの人口流入を図ることも重要でありますが、市内在住者の出生数を増やす取り組みや、市内在住者の人口流出を防ぐ取り組みも大切と考えられ、特に若い世代の新婚さんにとっては、これから出産、子育てを行なっていく上で、どこで暮らしていくのかを決める大きな要素に、子育ての環境整備があると思っております。このことから、今後も引き続き、現在も子育て支援としてはいろんな対策が行なわれておるわけですけれど、今後ますます連携を、子育て支援の環境整備を図りながら担当部署と連携を図りながら、定住施策の検討を行なってまいりたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 産業経済部長 森本生介君。   [産業経済部長 森本生介君 登壇] ◎産業経済部長(森本生介君) 田畑議員の岱明松原と海岸の最大限活用をという質問にお答えいたします。  松原海岸は、旧岱明町の自然豊かな地域観光資源として位置づけられ、周辺整備につきましても昭和63年度から平成12年度にかけまして、人工のビーチ、岱明コミュニティーセンター「潮湯」及び物産販売センター「磯の里」などの整備を実施してまいりました。また潮干狩り、地びき網体験、ビーチにおきましては、各種スポーツ大会の開催がされ、市内外から多くの観光客の集客に寄与しているところでございます。  玉名市には、松原海岸のほかにも多くの観光資源が存在し、これらの資源をどのように磨き上げ、さらなる集客を目指すかは、合併後策定されていなかった市の観光振興の方向性を示す観光振興計画の中で、それぞれの観光資源をどのように位置づけていくかになるかと思います。  現在、策定作業を進めております玉名市観光振興計画でも、住民の意見を反映できるよう意向調査を実施し、また、市内観光関係団体等から策定委員の御推薦を受け、各団体の意見も取り組んで検討をしていきたいと考えております。  このように、玉名市の観光資源としての松原海岸につきましても、観光振興計画の中での位置づけを踏まえて、今後の松原海岸の活用につきましても、これ以上に、国・県を初め、関係機関と協議、検討していくことで多くの観光客の集客に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(高村四郎君) 21番 田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 何かこう、玉名市の企画、目玉的なものが飛び出してくるか思いましたけれども、一遍通りの答弁でございました。  しかし、その中で定住促進を若い方に少し目を向けていただくということは前進じゃなかろうかと思います。打ち合わせの中で、もちろん外から入ってこられる方も大事ですけども、流出しない人口の歯止めも必要ということで、話ししておりましたし、いろいろとその辺の結果はいい方向ではないかと思います。  私がここに挙げております、活性化発展の絶対的施策はあるのか、さらなる定住促進の施策は、他市や町になく、玉名市にある資源、岱明松原海岸と海岸一帯の最大限活用という、この3つの題はですね、やっぱり玉名市の活性化を、発展を考えるときこの大きな関連性があると思います。  昨年も一般質問でですね、定住促進の一つの過程の政策について、数字的なことも明確にしてわかりやすく説明をいたしました。どんな検討をされたか、どのような方向性に位置づけされたのかですね。言い出した本人とはですね、少しの、何らかの議論を私はすべきだと思うんです。その辺はどう思われますかわかりませんけどもですね、議論するに値しないと言えばそうまでですけども、せめて言った本人とはある程度議論を交わしてほしい、そう思うところです。  岱明の松原と海水浴場、「潮湯」、「磯の里」を一括して松原海岸と呼びますが、3年前の9月議会でも、この一帯の有効活用するために、総合的に整備をして海産物の総合販売拠点として、玉名ブランドの総合的なイメージアップ、生産者直売に活力を、農海産物の海外発送に個人を対象に運賃の補助政策なども提言しております。その時の執行部の答弁をまとめますと、「松原海岸一帯を本市有数の観光資源の一つに認識して」と答弁をいただいております。周辺施設を連携して活性化につなげるとの文句のつけようのない答弁でありましたので、その時は再質問をしませんでした。しかし、執行部答弁の熱い口元が冷めないうちにですね、その翌年から指定管理者に移行しております。「磯の里」の方は、その2年ほど前から実施されておりました。合わせて2,000万円の管理費が、本市有数の観光資源の一つとなし得るのか。管理費が、本市有数の観光資源の一つとなり得るのか。どこがこの3年間で、本市有数の観光資源になったのか。できたら私は頭が悪いから教えてほしいんですけども。  その前に、そういったことをする前にですね、やはり答弁の内容趣旨からすれば、2,000万円の大きな税金の無駄遣いをなくす施策を前に実行すべきだったと私は考えます。いずれにいたしましてもですね、玉名市に存在するこの大きな資源をですね、活性化、発展の施策ができるこの一帯を最大限に活用しましょうよ。絶対これは私は、経済活性化につながると思います。  山手の市町村がですね、海岸をつくったり海水浴場をつくったり、山の中にできないんですね、海をつくる。どんな金使ってもできないんですよ。せめてこの玉名市にある立派な資源をですね、やっぱり活用すべき。どっかの町ではですね、トラフグを山の中で養殖してましたですね。山の中で養殖すると毒が出ないフグが成長するらしいんですね。海の資源の関係らしいんですけども。この玉名市の一帯を整備してですね、活性化を図れば必ず雇用や定住化促進、経済の活性化によって税収は上がり、無駄な歳出もなくすことができると私は思いますし、ただ唯一の資源だと思います。  玉名市の起死回生間違いなしと私は思うんですけども、ほかに起死回生があればですね、答弁を求めます。この活性化対策を練るときは、私も意見を言わせてください。  先日、高村議長にもですね、やはり議会がある程度の問題を取り上げて、やっぱり執行部に提出しないと、玉名市の活性化はできないんじゃないかという意見も申し上げて賛同はいただきました。やっぱり議会がもう少しやはりいろんな問題を取り上げてですね、そして執行部にこの問題はこうしよう、ああしよう、こうしてくれないかということをやっぱりしないと、ほかの町や市にだんだん最近おくれてくるような気がいたします。  さっき企画部長の答弁の中にいろんな計画のことをね、一遍通りのことを言われましたけども、ここらあたりで何か目を引くものがないかなと思って聞いたわけですけども、それもなくて、非常に私は残念に思っておりますけども、これから議会の活性化にもつなげていきたいと思っています。  先ほど言いましたこと、ちょっと何かあったら、どなただったかな。定住化のことは、若い人に目を向けていただくということ。それから、この「磯の里」松原海岸のですね、玉名市有数の観光資源と認識してと言うて、その翌年には指定管理者に移行してますもんね、指定管理者に。だからそれ、2,000万円の指定管理費用を払うぐらいだったらもっと投資してですね、税金を使わないように先にするべきだと私は思ったから、私は思った、そうな。あなたは違うかわからんけど。だからその辺のですね、せっかくそこまでして、ほんならその2,000万円使って、有数の観光資源になし得たのか。その辺の判断をちょっと教えてほしいんですよ。お願いします。 ○議長(高村四郎君) 産業経済部長 森本生介君。   [産業経済部長 森本生介君 登壇] ◎産業経済部長(森本生介君) 田畑議員の再質問にお答えいたします。  指定管理者制度になって、2,000万円ほどの歳出が出て、それが有数の観光資源となったのかという御質問だと思いますけども、私流に考えまして、正直私がここで答弁していいのかどうかよくわかりませんけども、今後の活用策としましてですね、先ほど申しましたとおり、観光振興計画の中で位置づけをやります。その位置づけといいますのは、当然その観光資源としての重要度。当然重要視されると思いますけども、そういう位置づけ、またその種類ですね。例えば、玉名市には、文化、歴史、温泉やあるいは農産物、自然景観、環境いろんな資源があると思います。その中で、この鍋松原海岸がどういう位置づけなのか、その辺がですね、きちんと議論されればですね、おのずとその整備手法も検討されると思いますので、その結果を待ちたいと思います。 ○議長(高村四郎君) 21番 田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 再々質問はいたしませんけどもですね、今、経済産業部長から力強い前向きの姿勢の言葉をいただきましたから、再々質問はできませんからしませんけどもですね。いろいろ資源はありますよ、資源はいろいろね、幾つも文化からいろいろ。だけどその中でどれをこうしたら、あれをこうしたら、こうなるんだというね。松原海岸の位置づけがまだできてないことが問題なんですね。あそこはこうしたいんだということを、もう既に持っとらないかんです。こうすればあそこはこうなりますというのがないのが、私が、ひとつは残念。  しかし、あなたが今、力強い将来的にはこうすると言葉をいただいたからですね、もうそれで十分ですよ。ありがとうございました。 ○議長(高村四郎君) 以上で、田畑久吉君の質問を終わりました。  これをもちまして、一般質問は全部終了いたしました。        ************************* △日程第2 議案及び請願・陳情の委員会付託
    ○議長(高村四郎君) 次に、議案及び請願・陳情を付託いたします。  議第76号専決処分事項の承認について、専決第7号平成24年度玉名市一般会計補正予算(第2号)から議第94号市道路線の認定についてまでの議案9件及び請願1件、陳情2件については、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。 議案及び請願・陳情付託表 ┌──────┐ │総務委員会 │ └──────┘  議第76号 専決処分事項の承認について 専決第7号        平成24年度玉名市一般会計補正予算(第2号)        (総則・第1表歳入の部)  議第87号 平成24年度玉名市一般会計補正予算(第3号)        (総則・第1表歳入の部・歳出の部、②総務費〔3項戸籍住民基本台帳費を除く〕、⑨消防費・第2表地方債補正 追加 変更) ┌────────┐ │産業経済委員会 │ └────────┘  議第76号 専決処分事項の承認について 専決第7号        平成24年度玉名市一般会計補正予算(第2号)        (歳出の部、⑥農林水産業費)  議第87号 平成24年度玉名市一般会計補正予算(第3号)        (歳出の部、⑥農林水産業費、⑦商工費、⑪災害復旧費中2項農林水産施設災害復旧費)  議第89号 平成24年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号)  議第93号 字の区域の変更について  陳第5号の1 有明海沿岸道路の熊本県北部(荒尾・玉名地域)への延伸を求める意見書の提出に関する陳情 ┌──────┐ │建設委員会 │ └──────┘  議第87号 平成24年度玉名市一般会計補正予算(第3号)        (歳出の部、⑧土木費、⑪災害復旧費中4項公共土木施設災害復旧費)  議第92号 玉名市土地開発公社の解散について  議第94号 市道路線の認定について  請第 3号 八嘉校区田崎地区水害防止に関する請願  陳第5号の2 有明海沿岸道路の熊本県北部(荒尾・玉名地域)への延伸を求める意見書の提出に関する陳情 ┌────────┐ │文教厚生委員会 │ └────────┘  議第87号 平成24年度玉名市一般会計補正予算(第3号)        (歳出の部、②総務費中3項戸籍住民基本台帳費、③民生費、④衛生費、⑩教育費)  議第88号 平成24年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第90号 玉名市教育振興特別基金条例の制定について  議第91号 玉名市横島総合保健福祉センター「ゆとりーむ」条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(高村四郎君) 付託を決しましたので、各委員会におかれましては、それぞれの会期日程に従い、審査をお願いいたします。  以上で本日の日程は終了いたしました。  明19日から24日までは委員会審査のため休会とし、25日には定刻より会議を開き各委員会の報告を求めることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 2時02分 散会...